冷蔵庫って一見キレイに見えますが、毎日の開け閉めで手垢やほこり、またソースなどの液だれなどで結構汚れていたりします。
今回は、これらの汚れを重曹水を使って簡単に掃除する方法をご紹介していきます。また、「重曹水はどんな汚れに効果的なのか?」「重曹水の簡単な作り方」「冷蔵庫以外でも使える場所はある?」についても併せてご紹介していきます。
重曹水はどんな汚れに効果的?
小学校の理科でリトマス試験紙を使った実験を覚えていらっしゃいますか?
「酸性とアルカリ性を混ぜると中和して色が変化する」
この中和反応を掃除にあてはめてみると、
「油汚れ」は酸性
「重曹」はアルカリ性
「油汚れ」は「重曹」によって中和されて汚れが落ちる!
冷蔵庫のこんな汚れがスルスルと落とせます!
・食べ物の汚れ(液だれ等)
・手垢(1日に何回も開け閉めするため)
・ほこり(冷蔵庫の中と外とでは気圧が違うため、開けるたびにキッチンの油を含んだほこりが中に入ってくる)
では、重曹水の作り方をご紹介していきます。
材料とお掃除グッズはすべて100均で十分そろえることができます。
重曹水の簡単な作り方
汚れによって重曹水の濃度を変えるといろいろなところで使えます。
今回は冷蔵庫の掃除なので、軽い油汚れ用の「濃度約2%」と二度拭き不要の「濃度約1%」の重曹水の作り方をご紹介します。
100均でそろえるお掃除グッズは2つ。
・重曹
・スプレーボトル(重曹水を入れる容器)
「濃度約2%」の重曹水
①重曹を小さじ1(約5g)
②水1カッブ(200ml)←40℃ぐらいのお湯にすると重曹が溶けやすいです。
①と②をスプレーボトルに入れて、シャカシャカ振って重曹を溶かせば重曹水の出来上がりです。
二度拭き不要の「濃度約1%の重曹水」(日々の簡単お掃除用)
①重曹を小さじ1/2(約2.5g)
②水1カッブ(200ml)←40℃ぐらいのお湯にすると重曹が溶けやすいです。
重曹水を使って簡単に掃除する方法
まずは、目に見えない汚れである「ほこり」からとっていきましょう。
冷蔵庫の開け閉めによって入ってくる「ほこり」は菌のエサになります。
乾いたふきんやハンディーワイパー(100均でも手に入ります)などで静か~に取っていきます。
そのあとは、重曹水を冷蔵庫の棚、食べ物の汚れが付いているところ、冷蔵庫の扉(特に取っ手)などにスプレーして、ふきんで拭き取っていくだけです。
ドレッシング等の容器の液だれは、重曹水で湿らせたふきんで拭き取るときれいにとれます。
重曹水の良いところは「体と環境にやさしい」のでドレッシング等の容器の汚れ落としにも安心して使えます。
冷蔵庫以外でも使える場所
家の中の汚れは、80%以上が酸性の汚れ(油汚れ、皮脂汚れや手垢等)と言われています。
家の中は指先で触れる場所がたくさんあるので必然的に皮脂汚れが多そうです。
・洗濯機の中やスイッチ
・キッチン家電
・玄関のドアノブ
・フローリングの床
・窓や網戸
意外なところだと、排気ガスなどの汚れがつく窓や網戸ではないでしょうか?
排気ガスは油汚れになので重曹水が効果的です。
窓は面積が広い分、窓を掃除するだけで部屋全体がよりキレイに見えます。やりがいがありそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した重曹水は、冷蔵庫や皮脂汚れは十分落とせる濃度(1%と2%)のものでした。もっと念入りにキッチンやお風呂場も掃除したいというときは、重曹を多めにしたりペースト状にして使うこともできるので、重曹を常備しておくと便利です。